G-Technology SSDが旅行データ収納に便利

海外旅行の際、ビデオカメラなどの膨大な動画データでノートPCのストレージが圧迫された経験をお持ちの方は少なくないと思う。最近、筆者も海外旅行で、ストレージ問題に直面し、私なりに対策を施したので、一つの選択肢としてご紹介する。テンポラリーなデータ収納でお悩みの方へ、一助になれば幸いである。

保存するデータの容量

GoPro hero6とhero7の2台で写真と動画を撮影したデータを保存することを想定した。7日間の旅行で、GoPro 1台あたり50GBと予想し、想定される旅行中のデータを

50(GB)×2(台)×7(日)=700GB

と見積もった。

GoProの画質は、1080,60fpsで撮影すると約3時間で50GB程度に達する。

外付けストレージ選定

ストレージ選定の条件は以下の3点

○ 1TB以上の容量を持つ

○ コンパクトで耐衝撃性に優れている

○ 保存時の転送速度が速いこと。また、動画の閲覧時、読込速度が落ちずに再生できること(ハイクオリティな動画を閲覧する時、読み込み速度が低いとコマ落ちのようなカクカクした動画を見ることになってしまう。)

以上の条件から、あらゆる面でHDDよりSSDが条件を満たす。ただし、コストを気にしなければ…

コスト削減のため、自作SSDも検討したが、転送速度を保ちながら、耐衝撃性と発熱問題をクリアできる市販のSSDケースは今のところ存在しないとの結論に至った。

そこで候補に挙がったSSDが2つ

1つ目は Samsung 外付けSSD T5 1TB

SamsungのSSD 1TB

かなりコンパクトではあるが、m.2 2242型SSDをそのままケースに入れたような印象があり、堅牢性と発熱に少し不安を感じた。

2つ目は G-Technology 1TB G-DRIVE Mobile SSD R-Series StorageG-technology SSD 1TB

こちらはAppleストアでも扱っている外部ストレージ。転送速度などのスペックはsumsung t5とほとんど変わらないが、実機を触って外部のケースに十分な堅牢性を感じたし、適度な大きさは逆に手に馴染む感覚があった。

以下に2つのSSDの価格やスペック等を簡単に表にまとめた。

価格(税込) 容量 転送速度 サイズ(cm) 質量 耐衝撃
Samsung T5 ¥36,465 1TB 540MB/s 7.4×5.7×1 51g 2m落下
G-DRIVE ¥38,664 1TB 560MB/s 9.5×5×1.45 86g 3m落下

最終的には、堅牢性と転送速度、Macとの相性も考慮し、G-Technologyの
G-DRIVEを選択した。

G-DRIVEの購入先

国内の販売では、Appleが最安の¥38,664(税込)であったが、海外サイトebayではタイミングにもよるが、国内よりかなり安く手に入れることが可能な場合がある。今回私がebayで購入した結果は以下の通り。

G-DRIVE 1TB:$189 → ¥21,546
国際手数料と送料:$46.28 → ¥5,276
合計:¥26,822

G-Technology_SSD_@ebay_1

G-Technology_SSD_@ebay_2

2018年9月に購入した結果だが、結構安く手に入れられたと思う。
ebayのG-DRIVE価格検索はこちら
購入時、気をつけたい箇所は、ShippingがInternationalになっていないと日本に発送できない商品であること。

転送速度の実測

読み込み速度は516MB/sで、最大560MB/sに対し92%程度であり、数回計測しても安定した速度を維持していた。書き込み速度も455MB/sで、体感的にも5GB程度のデータも数秒で転送完了したので、信頼できる計測結果である。

G-DRIVE_速度テスト

ストレージ使用注意点

G-DRIVE SSD の転送速度はスペック上、最大560MB/sだが、PCとSSD を接続するケーブルの規格にも注意したい。ケーブルが560MB/s以上の転送速度に対応していないと、SSDの転送速度がいくら速くても、ケーブル側がボトムネックとなり、転送速度が上がらない。もちろんPC側のUSB規格も560MB/s以上に対応している必要があるのは言うまでもない。USB3.1以上であれば、560MB/sの転送速度が出ると言っていいだろう。

Apple_thunderbolt3ケーブル
Apple thunderbolt3ケーブル

Apple純正 Thunderbolt3ケーブル 0.8m ¥4,860(税込)
先ほどの転送速度計測に使用したケーブルで、最大5GB/sの転送に対応している。
超高速転送が可能であるが、価格も相当高い。1.25GB/sで十分なので、Belkinのthunderboltケーブルの方がオススメ。

一方、コネクタ部の形はthunderboltケーブルと非常に似ているMac充電用ケーブルというものが存在する。結論から言うとこのケーブルでは、G-DRIVEの高速転送はできない。

Apple充電用ケーブル

Apple純正 USB-C充電ケーブル 2m ¥1,944(税込)

このケーブルを使って、先ほどと同様の転送速度テストを実施した結果を以下に示す。40MB/sあたりの転送速度なので、おそらくこの充電ケーブルはUSB2.0規格であることがわかる。

充電用ケーブル転送速度計測

ケーブルの選定も大切だということがお分かりいただけたと思う。

まとめ

7泊8日の海外旅行中、結局500GB程度しか利用しなかったが、大きなデータを保存する環境を構築することができた。しかし、一つ失念していたことがある。それは、GoProから動画のデータをG-DRIVEに転送する際、GoProとPCをつなぐケーブルに先ほどの充電ケーブルを使ってしまい、40MB/s程度しか出ていなかったことで取り込み速度がかなり遅かったこと。(30GBで2,30分程度)

これから旅行等で使用する方は、ビデオ側とPC側を接続するケーブルの転送速度に気をつけることと、ビデオ側のSDカード自体の読み込み速度も気をつけることで、取り込み速度を改善できると思うので、ぜひ試してほしい。

AirMacディスク 持ち運び可能なワイヤレス外部ストレージが便利だった

最近動画を扱っている時にMacBook Proの内部ストレージが圧迫され、一時Finderすらまともに立ち上がらなくなったので、今更ながらAirMac Extremeの後ろにあるAirMacディスクポートを使って、USBメモリを外部ストレージ化してみたので転送速度などを含めご紹介する。NAS導入は面倒だけど、AirMacを持っていて簡易的な外部ストレージを求めている人にはおすすめ。

AirMacディスク

AirMacディスクとは、wifiルータAirMac Extremeの背面に用意されているUSBインターフェイスにUSBメモリ やHDD、SSD又はプリンタなどを接続すると、接続した機器をワイヤレス化することができるという優れもの。しかし、USBの規格がusb2.0なこととAppleの最新ファイルシステムAPFSに非対応なことがとても残念。

というのも、現行のwifiルータAirMac Extremeが2013年に発売されてから3年後の2016年にAppleがwifiルータ事業からの撤退を発表しており、それ以降AirMacディスク機能の進化が止まっている。Appleから新型wifiルータが発売されないのは非常に残念だが、wifiルータ開発チームはApple TV開発部に異動したとの情報があるため、将来Apple TVにwifiルータ機能やAirMacディスク機能が追加されることを密かに望まずにはいられない。

使用したUSBメモリ

今回使用したUSBメモリはSandiskの256GB
購入時の価格は¥6,999(税込)@楽天

sandisk 256GB デュアルusbメモリ

スライド式でUSB-AとUSB-Cの両方に対応可能なUSBメモリで、MacBook ProのUSB-Cポートでも使えた。スライド感は少しおもちゃのような感じだが、使用しない時はスライドを真ん中にしておけば、凸部がなくなるので、端子部を保護できる。気軽に外出先へUSBメモリを持ち運ぶこともできるのもメリットだ。

ここで費用対効果としてiCloudとの料金比較を行う。iCloudストレージは200GBで¥400/monthなので、仮に256GBで¥500/monthとした場合、7,000 ÷ 500 = 14ヶ月となり、14ヶ月間256GBのデータをiCloudに保管したのと同じ価格支払ったことになる。iCloudの利便性などと単純比較はできないが、1年2ヶ月以上USBメモリを使用すれば、お得になると考えてもいいだろう。

iCloudやGoogleドライブのクラウドストレージは無料の容量内で一時的なデータの共有に使用し、USBメモリなどの物理外部ストレージは長期にデータ保管するために使用するのが、私のようなライトユーザーには現状一番良い選択であると思う。

USBメモリ ワイヤレス化

まずはUSBメモリのフォーマット方法。PC(MacBook Pro)にUSBメモリを接続すると、デフォルトでAndroid系スマホ用アプリインストール方法のpdfが入っているが無視して、Macのディスクユーティリティを起動。ディスクユーティリティの表示タブの「全てのデバイスを表示」を選択することで、ディスクのデバイスも表示することができる。

ディスクユーティリティ表示

SanDiskのUSBメモリを選択し、消去をクリック

ディスクユーティリティで消去

フォーマット形式は、Mac OS拡張(ジャーナリング)を選択。
方式は、GUIDパーティションマップを選択。消去をクリック。

Windows系PCでもAirMacディスク上であれば、Mac OS拡張でフォーマットされたデータへのアクセスは可能。ただし、WindowsPCにUSBメモリを直接接続する場合は、あらかじめWindowsPCでFAT32にフォーマットしておく必要がある。

ディスクユーティリティのフォーマット

フォーマット完了後、AirMac Extreme背面のAirMacディスクポートへUSBメモリを接続。接続後、何も設定しなくてもAirMac Extreme経由の外部ストレージとして機能するので、必要なデータを移行するだけ。ただし、RAIDなどのバックアップ体制を取っているわけではないので、当然USBメモリが不具合を起こした時のことを考えると、大事なデータはPCの内部ストレージに保管することをお勧めする。

転送速度

ワイヤレス化した場合に気になるのが、データの転送速度。USBメモリを直接PCに接続した時とワイヤレス化した時の結果を比較した。結果は書き込み速度値は誤差の範囲でほぼ変わらずだが、実際の書き込みはやはり直接接続の方が安定しているため結果として早い。読み込み速度はさすがに直接接続が圧倒的。

70GBの動画データをPC直接接続でUSBメモリに書き込んだが、1時間程度かかったので、70,000[MB] ÷ 3,600[秒] =19.44[MB/s]となり、概ねスピードテストの結果と一致している。
また、AirMacディスクでは、読み込み速度が著しく遅く、USBメモリに保存したビデオ再生が途切れたので、スピードテストの結果通り動画のストリーミングはできない。◯K動画では軽い動画は、ストリーミング再生可能。

転送速度比較 書き込み 読み込み
PC直接接続 19.1 MB/s 162.8 MB/s
AirMacディスク 19.7 MB/s 12.5 MB/s

PC直接接続転送速度

DiskSpeedTest_airmacディスク

ちなみにこれはMacBook Pro内部SSDの結果。爆速。

MacBook Proの転送速度

まとめ

AirMac Extremeの背面のAirMacディスクポートを使って、USBメモリが簡易的なワイヤレス外部ストレージとして機能することを確認した。また、実効転送速度の比較を行い、ワイヤレス化してもライトユーザーが使用に耐えうるレベルの転送速度を保っていることが確認できた。画質の良い動画のストリーミングができなかったのは残念なところだが、軽い動画が再生できたことは良かったと思う。

今後USBメモリがより大容量化されれば、USBメモリを使った仮想化USB技術にも注目が集まるかもしれない。

iPhone9 中国モデルのみデュアルsim導入か。

次期iPhone9と噂されている6.1インチLCDモデルが、simカードを2枚搭載可能なデュアルsim対応となる見込みとの情報が中国メディアの「Economic Daily News(EDN)」の報道で明らかになった。しかも、デュアルsim対応は中国モデルのみだと言うのだ。

一方、上位機種とみられるiPhone X S(仮)には、デュアルsimは導入されないとの噂もある。比較的安価なiPhone9で中国の爆発的買い替え、いわゆるスーパーサイクルを喚起する戦略のようだ。iPhoneは中国でもハイブランドとしての地位を確立しているため、安価な新型iPhoneは容易に受け入れられる環境は整っている。

ユニバーサルデザインで有名なAppleが、特定の国に対応するモデルを発表するのは、記憶に新しい2016年 iPhone7及び7plusで日本のフェリカに対応したこと。当時、私もついにiPhoneにお財布ケータイがやってきたと高揚したことを覚えており、今もiPhone7plusでsuicaや電子マネーサービスを利用している。

デュアルsim搭載スマホは、Huawei(中国)、Asus(台湾)、モトローラ(米)などですでに発売され、特に中国では人気がある。Appleの狙いは、iPhone9を入り口にAppleエコシステムであるApple  Payなどの認知度を中国国内で高める狙いがあるかもしれない。

中国の決済システムは、アリペイ(アリババ)とウィーチャットペイ(テンセント)の2大ネット企業が占めていて、決済時は専用アプリで店側に設置されたバーコードを読み取るだけで決済できてしまう仕組みが主流だ。しかも、お店側もバーコードを貼るだけで良いため、導入コストもかからないなどの理由も普及に寄与している。Apple Payが導入コストをクリアし浸透するには、なかなかハードルが高そうだ。

デュアルsimは、通信会社にとってもメリットがあると私は考える。通信各社には各々強みがあるので、用途に応じてsimを切り替えられることで、潜在的な通信のロスが減り、より情報提供量が増える。特に格安simの台頭で、大手3社ではカバー出来なかった使用用途がますます増え、デュアルsimで切り替えて使いたいという消費者は中国だけでなく、日本でも多いのではないかと思う。

今後はsim情報の書き換えが可能な「e-sim」が世界的に普及が進むはずであるが、過渡期としてデュアルsimは一時的にスタンダードになる可能性を秘めている。中国でのデュアルsim iPhone成功がまずは指標となり、世界中にデュアルsim iPhoneが普及するかもしれない。

9月が楽しみなってきたが、iPhone7購入者は今年で2年が経つので、新型iPhoneに替えるべきか迷っている人も多いのではないだろうか。とりあえずiPhone9ピンクの画像を作ってみたので、新型iPhoneのイメージを想像をしてみよう。

Apple 付属ACアダプタも急速充電の時代へ。2018新型iPhone付属のACアダプタを3Dモデルで予想してみた。

毎年恒例、秋に発表が予定されているAppleの2018新型iPhoneだが、そろそろiPhoneの試作画像が流出したり、情報が飛び交っている。その中で、iPhoneに付属されているACアダプタも新型になり、急速充電に対応するとの情報があるので、試作品流出画像を基に、3Dモデルを作成してイメージを膨らませてみた。

これまでの流出情報

すでに新型ACアダプタの試作画像が中国から流出しており、iPhone Maniaさんの次期iPhoneに同梱の18WのUSB-C電源アダプタで確認することができる。この情報によれば、おそらく18WのACアダプタが付属するとのこと。

流出画像から新型18W ACアダプタは以下のような形状が予想される。既存の5W付属ACアダプタを大きくし、USB-AをUSB-Cに変更した感じのフォルムである。コンセント部が固定タイプなので、持ち運び性が悪いのが気になる。

最初は形状に違和感があるのだが、見慣れてくるとこれもありな気がしてくる。

iPhone新型ACアダプタAタイプ1

既存のACアダプタと似たデザイン

一番見慣れたACアダプタと言えば、この形状だろう。この3Dモデルは12W ACアダプタを18W用に少しサイズアップし、USB-AをUSB-Cに変更したものである。

iPhone新型ACアダプタBタイプ2

このオールラウンドタイプのACアダプタは現在、iPad充電用に12W ACアダプタが発売されているが、残念なことにUSB-Aポートのみ。

一方、30W以上のACアダプタは全てUSB-Cポートを備え、急速充電可能。以前は12インチMacBook用に29W ACアダプタが存在したが、2018年6月始め頃に29W ACアダプタが、30W ACアダプタに突如、置き換わって発売された。

このように12Wと30Wの間にちょうどいいACアダプタがないことから、新型18W ACアダプタが今後iPhone〜iPadの充電用に投入されることは妥当。

このタイプの18W ACアダプタの方が、コンセント部の収納性が良い。また、コンセントの形状が異なる国に対し、Appleのワールドトラベルアダプタキットでコンセントのアタッチメントを取り替えることができるため、よりユニバーサルデザインであるし、トータルの製造コストも抑えられるはずである。

今秋は新型iPhoneの付属品扱い
単体販売は来年か

新型ACアダプタは新型iPhoneの付属品としての製造で手一杯で、ACアダプタ単体販売は遅れるとみられている。毎年9月に新型iPhoneが発表された後は、12月あたりまではiPhoneの納期遅れが発生するため、ACアダプタの単体販売は来年の始めあたりが頃合いだと思う。

価格は12Wが¥2,200、30Wが¥5,200なので、18Wはその間の手が出しやすい価格に設定されると考えられる。¥3,200あたりが妥当な価格と予想する。

サードパーティのACアダプタ

Anker 30W ACアダプタが発売されている。Android系スマホ、iPhone、iPad、12インチMacBookなどの高速充電に対応している上に、価格が¥2,300。Appleの30W ACアダプタが¥5,200+税であることを考えるととても安い。

個人的には、白色も発売してくれると選択肢が広がっていいと思う。

まとめ

新型iPhoneの付属品として、新型ACアダプタ予想形状2タイプを3Dモデル化することで製品をイメージし、単体発売時期と価格についても予想を挟みながら考えてみた。今のところ試作品画像が出ているタイプ1の可能性が高いが、コンセント部の収納性やユニバーサルデザインなどを考慮すると、タイプ2の可能性も残されていると考える。

サードパーティ製のAnker 30W ACアダプタも紹介し、価格と機能性でAppleの新型ACアダプタのライバルとなる製品であることを確認した。

アンケート

新型ACアダプタ どっちのタイプがいい?

 

MacからHomePodへサウンド出力する方法

Mac系PCからHomePodへサウンドをAirPlay経由で出力する方法を紹介する。今回紹介するのは、iTunesなどApple純正アプリのサウンドではなく、例えばSpotifyやNetflicsなどサードパーティアプリのサウンドの出力方法である。

ちなみにApple純正アプリのほとんどは、アプリ内の音量あたりにサウンド出力先を切り替えるボタンが付いている。

MacからHomePodへサウンド出力方法

macOSはHigh Sierra 10.13.6のMacBook Proでの出力方法である。

Macのシステム環境設定を開き、サウンドへ

macシステム環境設定画面

サウンド内の出力を内蔵スピーカーからリビングルームへ切り替える
(「リビングルーム」の表示はHomePod初期設定時の使用場所で決まる)

サウンドの出力をHomePodへ切り替える

この切り替えを行うことで、Macから出力される全てのサウンドをAirPlay経由でHomePodから流すことができる。パソコンで映画を見るときなどHomePodに切り替えると予想以上に良い音で楽しめるのでぜひ試してほしい。

eBayがApple Pay導入を発表。決済手数料はどうなる?

海外オークションサイトeBayが決済方法として、Apple Payを採用すると発表した。

eBayの現在の決済サービスは元々eBayの子会社であったPayPalだか、2015年頃から経営方針の違いによりeBayは脱PayPalを宣言し、2021年までにeBay独自の決済システムを構築、2023年までにAdyanの決済サービスに移行する方針が決定している。

現在のPayPalと今後のApple Payの手数料はどう変わるのか少し調べてみた。ただし、Apple Payの決済サービス会社はAdyanと予想した。

買い手(buyer) PayPalとApple  Pay(Adyan) は特に変わらない

買い手(buyer)は、海外購入金額に対し、円の為替手数料が追加でかかるだけなので変わらない。しかし、PayPalは支払い画面で、PayPal独自の4.0%程度の高い為替手数料をデフォルトで選択させようとしてくるので、注意が必要だ。支払い画面で選択するだけで、クレジット会社の為替手数料1.63%にまで引き下げることができる。私も過去に誤って4.0%程度で支払ったことがある。

売り手(seller) PayPalとApple  Pay(Adyan) 決済サービス手数料は下がる方向か

売り手はeBayから徴収される10数%の手数料を除くと、決済サービス会社から徴収される手数料がかかる。PayPalでは、個人利用の場合、海外の決済手数料が4.1 % + 40 円 / 件となっている。月の取引額が多い方は決済手数料を3.4 % + 40 円 / 件まで低くできる。PayPalの決済サービス手数料参考

一方Apple Payを導入すると、Appleに0.15%を必ず徴収される仕組みだ。決済サービス手数料は、Adyanの契約次第だが、Adyanの決済サービス手数料参考リストから、最大でも3.95% + 14円 / 件程度になりそう。Appleの手数料と合算すると、4.1 % + 14円 / 件と予想される。Adyanの決済サービス手数料参考

PayPal:4.1 % + 40 円 / 件
Apple Pay:4.1 % + 14円 / 件

Apple Payの方が1件あたりの固定費が下がる程度と予想される。

まとめ

まだ予想の段階だが、Apple Payを導入して決済手数料がPayPalと同程度ないしわずかに安い程度とみられる。しかし、2021年にeBay独自の決済システムを構築すると発表しているので、PalPalやApple Payよりも、このシステムが一番安くなる方向にeBayは持っていくに違いない。そのための比較用としてApple Payが導入されたとみてもおかしくはない。

PS.日本の決済手数料

ヤフオクでは、2015年に決済手数料を無料にしているが、その方が出品者が増えオークションの活性化が見込まれるため。日本では、決済手数料を支払うという文化が浸透していないことを表している。企業としては負担増となるが、消費者個人としてはありがたい。

フリマ市場大手メルカリは手数料10%でやりくりしているところをみると、決済サービス会社が仲介せずに、メルカリ独自で決済システムを構築し、決済システム会社(visa,master等)との契約を結んでいるのだろうか。追随する楽天のラクマはさらに安い3.5%という手数料だが、楽天経済圏を構築しており、そのスケールメリットから決済手数料をかなり抑えて運用できるのだろうが、現在の手数料は破格だ。

Apple Music無料トライアルを始める方へ 絶対ポイントサイト経由の申込みがおすすめな理由

HomePodを使い始めてから、Apple Musicへ加入し、もう少しで1ヶ月くらいが経つ。今は3ヶ月無料トライアル期間中なのだが、今更後悔していることが一つある。それは、ポイントサイト経由でApple Musicの無料トライアルを申し込まなかったこと。これからApple Musicを使ってみようと考えている方は、ぜひ今から紹介するキャンペーンを使ってお得に無料トライアルを始めてみてほしい。

ポイントサイト「ハピタス」経由でApple Musicの無料トライアルへ申込むだけでポイントがもらえる

ポイントサイト「ハピタス」で、Apple Musicの無料トライアルに申し込むと、今なら100円につき50円分のハピタスポイントがもらえる。しかも、3ヶ月無料トライアル期間中にApple Musicを解約してもポイントが付与される太っ腹なキャンペーンだ。

Apple Musicには、以下の3つのプランがあり、選択した新規加入プランの1ヶ月分の料金に対し、100円につき50円分のハピタスポイントがもらえるので、ファミリープランを選択すれば、最大700円のポイントがもらえることになる。

・学生プラン480円/月 → 400円の50% = 200円
・個人プラン980円/月 →    900円の50% = 450円
・ファミリープラン1480円/月 → 1400円の50% = 700円

注意点としては、本キャンペーンはiOSデバイス専用なので、パソコンやAndroidデバイスから検索しても出てこない。
また、2018年7月いっぱい夏祭りキャンペーン中であることから、本案件は7月31日までのキャンペーンである可能性が高いので、お早めに。

ハピタス広告

先ほどもお伝えしたとおり、3ヶ月無料トライアル期間中にApple Musicを解約してもポイントが付与される。

下の赤線部に、判定までの期間は無料トライアル申込後約14日との記載がある。
つまり3ヶ月無料トライアル中にポイント付与判定が確定し、ハピタスポイントがもらえるということを意味しているので、ポイント付与が確定してから無料トライアルを解約してもポイントはなくならない。

ハピタス判定期間

ハピタスがおすすめな理由

数あるポイントサイトの中で、なぜ「ハピタス」なのか。
シンプルに3つの理由でおすすめする。

① 1ポイント = 1円 獲得したポイントを手数料無料で現金化できる

基本的に1ハピタスポイントが1円という交換レートであるため、貯まったポイント = 使えるお金としてシンプルに換算できる。

また、通常のポイントサイトでは、ポイントを現金に交換するため、銀行口座に振り込む時に手数料がかかるのが一般的であるが、ハピタスはこの手数料が無料なので、獲得したポイントをそのまま現金に交換できる。
その他、Amazonギフト券や楽天ポイント、App Storeコードなどに手数料なしで交換できるのもうれしい。

② ウェブサイトが見やすく、案件が探しやすい

ハピタスのウェブサイトは、派手なバナー等が少なく、見やすい。派手なバナーは少ないが、期間限定の重要な案件は、しっかりアピールされているので、ポイント獲得率が通常より高く設定されている案件も確認できる。
また、案件の検索は必要なものだけを検索できるため、不要な情報に左右されることがない。

③ 新規入会登録だけで数百ポイント獲得できる

新規入会登録をすると、数百ポイントもらえる。数百ポイントとぼかしたのは、登録のタイミングで獲得できるポイントが変動するため。
2018年7月現在、夏祭りキャンペーンを実施しており、最大700ポイント獲得できるようだが、その辺りは登録時に確認すると良い。

まとめ

ポイントサイト「ハピタス」経由で、Apple Musicの無料トライアルに申込むだけで、無料トライアル中に解約しても、ハピタスポイントがもらえることを紹介した。また、ハピタスポイントの交換先として、手数料なしの現金交換可能であることなど、ハピタスのポイントサイトとしてのおすすめポイントを紹介した。

これから新しくApple Musicを始めようと考えている方は、ぜひポイントサイト「ハピタス」をお得に活用してほしいと思う。ハピタスの会員に未登録の方はまず以下から登録しよう。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

MacBook Proのキーボード入力が快適になった、たった一つの方法

新型MacBook Proを購入したのに、キーボード入力中に、下のようなレインボーカーソルが頻繁に出てきてしまう方へすぐに試していただきたい解決法を紹介する。非常に簡単な方法だが、私はこの方法でキーボード入力が快適になった。

MacBookのレインボーカーソル

|推測候補表示を無効にするだけ

MacBook系購入時は、デフォルトで「推測候補表示」というものが有効になっている。有効になっている場合、下のようにキーボード入力の際、推測候補が同時に表示される。これが、レインボーカーソルが頻発する原因である可能性が高い。

MacBookキーボード変換

この「推測候補表示」を無効にするには、システム環境設定 → キーボードから
推測候補表示のチェックマークを外すだけ。

推測候補表示

これでも頻繁にレインボーカーソルが出るのであれば、別に問題があるはず。Appleストアに相談に行った方がいいかもしれない。特に、新型2018以前はキーボードの不具合等もあるようなので、そちらも合わせて確認したい。

HomePodに音楽停止タイマー機能を教えてあげて

HomePodを使い始めてから約3週間程度が経った。スマートスピーカーと銘打っているHomePodが出来そうで、出来ない事を紹介する。

|音楽を◯時間後に停止(再生停止タイマー)

就寝前に音楽を聴く方は多いだろう。よほど特殊な事情がない限り、就寝後、音楽は停止した方が良いに決まっている。しかし、今の所、HomePodは音楽停止タイマーが設定出来ない。

今後のアップデートでこの機能は、おそらく追加になるはずだが、どうしてもすぐ音楽停止タイマーを導入したい方には、以下の方法がある。

簡単に言うと、iPhoneでHomePodにAirPlayで音楽を流しておき、iPhone内の音楽再生停止タイマーで、指定の時間後に音楽を停止させる方法だ。

iPhoneからHomePodへAirPlayで音楽を再生する

HomePod AirPlay2

iPhoneの時計アプリから右下のタイマーへ
タイマー終了時のアラーム音設定をタップ

iPhone タイマー設定1

再生停止を選択後、右上の設定をタップ

iPhone タイマー設定2

再生停止させたい時間を設定し、タイマー開始をタップ

iPhone タイマー設定3

 

上記のように設定すると、1時間後にiPhoneの音楽再生が停止するため、結果としてHomePodの音楽が停止する。いちいち設定に手間がかかるため、やはりボイスコントロールで設定したいものだ。

また、HomePod単体で音楽停止タイマーが設定できないことの弊害がもう一つある。それは、iPhoneからHomePodへAirPlay接続している間、音楽再生有無に関わらず、iPhoneのバッテリーを消費することだ。

HomePodを本格的に使用し始めると、iPhoneのバッテリーを消費するのが嫌なので極力AirPlayは使わず、HomePod単体での音楽再生が増えるため、是非ともHomePod単体での音楽停止タイマー導入をAppleには早急に検討して欲しい。

新型MacBook Pro 2018の成長を感じたくて、初版モデル2016と比較してみた。

7/12に発表された新型MacBook Proの成長を感じるため、MacBook Proが現在の形になった初版モデルである2016と比較した。

2018と2016の15インチ基本スペックを比較対象としつつ、私が現在も使っている資金不足により中途半端にアップグレードされた15インチのものも含め、計3種の比較を行った。理由は、最新の2018基本スペックに対して、自分の使っている2016がどこまで通用するのかを知りたかったためだ。

2018-2016 MacBook Pro 15inch 比較表

 Model 2018 2016 2016 カスタム
MacBook Pro 2018 15inch MacBook Pro 2016 15inch MacBook Pro 2016 15inchカスタム
価格(税別) 258,800円 238,800円 258,000円
ヤマダポイント
33,644円(約13%)
実質 224,356円
仕上げ シルバー/
スペースグレイ
シルバー/
スペースグレイ
スペースグレイ
ディスプレイ Retinaディスプレイ
True Tone
テクノロジー
Retinaディスプレイ Retinaディスプレイ
プロセッサ
(multiスコア%)
Geekbemchより
2.2GHz 6コアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)9MB共有L3 Cashe
i7-8750H(162%)
2.6GHz 4コアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.5GHz)6MB共有L3 Cashe
i7-6700HQ(100%)
2.6GHz 4コアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.5GHz)6MB共有L3 Cashe
i7-6700HQ(100%)
ストレージ 256GB SSD 256GB SSD 256GB SSD
メモリ
(スコア%)
16GB 2,400MHz
DDR4オンボード
メモリ
(112%)
16GB 2,133MHz LPDDR3オンボード
メモリ
(100%)
16GB 2,133MHz LPDDR3オンボード
メモリ
(100%)
内蔵グラフィック
(スコア%)
Geekbemchより
Intel UHD
Graphics 630

(123%)21939
Intel HD
Graphics 530

(100%)17843
Intel HD
Graphics 530

(100%)17843
ディスクリート
グラフィック
(スコア%)
Geekbemchより
Radeon Pro 555X
(127%)47651
Radeon Pro 450
(100%)37585
Radeon Pro 460
(139%)52320
ワイヤレス Bluetooth 5.0 Bluetooth 4.2 Bluetooth 4.2
バッテリーと電源 83.6Whリチウム
ポリマーバッテリー
最大10時間の
インターネット閲覧
76.0Whリチウム
ポリマーバッテリー
最大10時間の
インターネット閲覧
76.0Whリチウム
ポリマーバッテリー
最大10時間の
インターネット閲覧

注) プロセッサ,メモリ,グラフィックスは2016を100%とした時の比較

|価格について

2018年モデルは、2016年のモデルから2万円高くなっているが、2017年からは値段据え置きとなった。私のカスタムモデルは、ヤマダ電機で購入したため、ポイントを含め、アップグレード品にも関わらず、標準モデルより安く手に入れることができた。

2018年現在、ヤマダ電機がアップグレード品を受注してくれるかは分からないが、購入を検討している方は、ぜひヤマダ電機でアップグレード及び値段交渉をおすすめする。購入レシートから当時13%のヤマダ電機ポイントを付与してもらったので、そのくらいはいけるはず。

|プロセッサ

4コアから6コアになり、現在のmultiスコアで162%性能アップしたことになる。(当スコアは、PC起動初期状態での計測を参考にしており、この後の定常計測で変化し得る)

私の使っているCPUでも特段不便は感じないが、本性能アップは、より多数のアプリケーションを同時に作業する方にとっては有益だろう。

|グラフィックス

内蔵グラフィックボートとディスクリートグラフィックボード双方ともに順当に性能アップしている。しかし、2018年のディスクリートのアップグレードオプションとして「Radeon Pro 560X」が用意されているが、現在のベンチマークスコアは55511で、2016年の基本スペックと比較すると、147%程度となっている。

一方、私が2016年にアップグレードした「Radeon Pro 460」でも、139%を達成しているため、その差は約8%であり、既存のMacBook Proの形状では、内部の発熱やバッテリー等の問題で、高性能グラフィックボードの搭載は頭打ちになっているように感じる。

さらに、今回のAppleの新型MacBook Pro発表と同時に、外部接続できるGPUを別途発売していることからも、PC内部に高性能なグラフィックボードを積むことが頭打ちなことが伺える。

私は、よくAutodeskのFusion360で3Dモデリングを行なったりするので、2016年モデルのディスクリートグラフィックボードをアップグレードした。しかしアップグレードしても、たまにフリーズしたりする。アップグレードしなかったら、3Dモデル描画がどうだったのかは分からないため、自己満の世界かもしれない。

|バッテリー

最大10時間のインターネット閲覧の表記は変えていないが、バッテリーの容量がアップしている。スペックアップしたことを考慮すると、バッテリー容量の増加で動作時間をキープしたと言える。

|まとめ

新型MacBook Pro 2018と2016基本スペック及び私が購入した2016スペックのものを比較した。基本スペック同士の比較により、初版モデル2016からMacBook Proの成長を感じることができた。

また、私の購入した2016年のMacBook Proカスタムは、GPUをアップグレードしたが、新型2018の最上位のGPUと比較しても、劇的な性能アップはなかった。自分の使っているものが、コスパの良いモデルであると再認識できた。次年度以降、性能差が大きくなってきたら、購入検討しようと思う。

最後に、現在のMacBook Proの形状・質量はとてもバランスが良く、空冷ファンの騒音も全くないし、トラックパッドの反応・操作性は抜群で、ハードウェアとしてとても作りが良い。今後、新しい形状のMacBook Proが発売されると思うが、ハードウェアのバランスを保ちながら、徐々に性能アップして行って欲しいと思う。